有馬の温泉と断層
2月6日観光協会長が話があるというので会った。
「神戸市に擁壁と温泉の関係についてちゃんと調べるようにと言った。」というのだ。
擁壁を造ることで温泉が出なくなれば皆が困るし、死活問題になる。
かつて昭和43年(たぶん)にロープウェーをつくる際に、現在の有馬の簡保の宿の前の道を造った。
その時、ロープウェー有馬駅から月光園方面にも道が造られた。
道の工事をする前までは、美味しい(今とは比べ物にならない)炭酸泉が湧いていた。
しかし道を造ったことにより、有馬の美味しい炭酸泉は涸れてしまった。
親父が「炭酸泉は地表のすぐ下に水脈がある。道を造った為に、その水脈が切れてしまったのだ。」
そして有馬稲荷神社の下の白っぽい地肌の崖を指差して「この地層が炭酸泉の脈だ。」
と教えてくれた事があった。
現在は涸れた炭酸泉の井戸を少し深く掘って炭酸泉が湧いているが、深く掘った為に鉄分が混ざって、味が悪くなっている。
もし今、現在美味しい炭酸泉があったら?
きっと日本版ペリエとして名物になっているだろう。
有馬サイダーも有馬温泉で復活しただろう。
そうすると、その美味しい炭酸泉と道を付けるのと、有馬の人はどちらを選ぶだろうか!?
僕は迷わず炭酸泉を取る。
六甲有馬ロープウェーはできなかったかもしれない。
しかし昔、マス池に向かう道ぞいには清流の流れる小川があり、小さな魚が泳いでいた。
今残っていたらすばらしい散歩道として人々に喜ばれているだろう。
時代に迎合した為に、有馬温泉は失ったものは大きい。
車よりも歩く道。気持ちよく歩ける道を造ることが、有馬の歴史をさらに刻んでいくことだと確信している。


その写真集の最後のページを読むと・・・


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