心ヲ 配ル
3月18日 神戸新聞の夕刊の「随想」掲載です。
モノが溢れている現代社会。多くの人がモノを使うだけで、創りだす事をしない。その危機感を感じている人達は多い。
イギリスではその原因の一つが、コンピューターゲームの弊害と考えられている。何故、コンピューターゲームでこのようなゲームが出来るのかが、わからない子供達は、考える事をしなくなる。結果、モノづくりが出来ない人間が育ち、そんな大人ばかりの社会となっていけば、これは大きな社会問題である。
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その意識から、現代イギリスでは「からくり人形」を使った教育が行なわれている。その動く仕組みこそが、子供達のモノづくりに対する興味の入口となる。ギアを回すと、隣接したギアは逆の方向に回る。子供達は楽しみながら、学習する。こんな小さな動きの組み合わせで、複雑で大きなモノを動かす事が出来るのだと・・・
それぞれの町には、それぞれ長所と短所がある。そして町には問題が散在する。その問題を解決して行く上で、町の痘痕を魅力的なエクボに見せる手法が必要である。小さな問題解決を、一つのギアの動きととらえ、町全体へと発展させていく。その手法は、それぞれの町に応じたオーダーメードでなければならない。その歯車がうまく回りだすと、決して他所に無い、魅力的な町が動き始める。それが我が町の自慢になり、観光資源となる。
つまり「モノを創る」考え方が出来る人がいなければ、魅力的な町はつくれないという訳である。













自分で組み立てる紙のからくり人形
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